はじめまして管理人です。
予告をみてもピンとこなかったけどタイムラインとレビューサイトの評価がすごく高く、見終わった後に悪い気分ではない的な感じだったので映画館に行ってきた。
ドジでのろまの主人公すずのほのぼの日常系と勘違いして同じ犠牲者を出したくないのでネタバレ込みで書いておく。
まず印象に残っているのは終盤の敗戦のラジオ放送を聞いた主人公の怒りの叫び「最後の一人になるまで戦うんじゃなかったのかよ!まだここに5人残ってる!左腕も両足も残ってるのにー!」※右腕は中盤に爆弾でぶっ飛ばされています
さらにそのとき手を繋いでいた義理姉の娘、晴美は当然死にました。絵が得意だったすずが中盤以降片腕に包帯を巻いている痛々しい姿ではほのぼのと感じるのは難しかった。
たまに年代が10年何月とか20年とかでてきて1945年に戦争が終わるのは知っていたけど昭和何年か意識していなかったので強風が吹いたかと思えばいきなりキノコ雲が現れて、これもしかして原爆じゃね?とひとり驚いた。
最後はパラレルワールドですずと晴美の位置が逆ですずが死んでそのあとアルティメット化した晴美が現れるのもよくわからなかった。こわかった。教育映画としては良い。
子供の頃に金曜ロードショーでジブリ作品を見終わった後のあの胸がキュンとなる感じが久しぶりにあった。
おっさんがこんな大舞台青春ものを見てしまってその後の気持ちの処理がなかなか大変。明日から俺はどうやって生きていけば良いのだろうか。
大事なことを思い出せないあの感じとか、みんなを助けなきゃならないあの使命感とか本当にずるい。
アニメとはいえ、こんなすごい経験した奴がいると考えると苦しくなるから、俺も忘れているだけでこの主人公と同じことが過去にあったことにして明日からの生き方を考えていくことにしよう。
高性能サブウーファーの重低音が気持ち良い。衝撃や振動を体感できて映画館でみる価値があった。テレビ放送は全くみていなかったけど、ツイッターで話題だったのとそれほど遠くなかったのでこの機会に行ってみた。
やはり戦車と爆音の組み合わせは正解。爆音というと耳を塞ぎたくなるほどかと思ったけど、それほどではなく心地良い振動。直前にご飯を食べ過ぎて低音の振動が気持ち良く少し寝そうになってしまった。それなりに面白かった。
しかし平日の18時にしてはすごく混んでいた。女性は少なかったけど数名は確実にいた(400席中)。他にも髪が長くて女性かなと思ったら髪の長い男性だった。