スリリングで先の読めないストーリー、臨場感あふれる絵、感情豊かなキャラクターと、どれをとっても非の付け所がありません。
名シーンはたくさんありますが、単行本1巻の主人公エドワードの「あんたには2本の足があるじゃないか」というセリフを、辛い時、がんばらなければいけない時に思い返しています。そうすると、心の奥底から力が沸くような気がします。
絵柄やキャラクター、ストーリーがやわらかくて魅力的です。
人と妖、人同士、妖同士のそれぞれのエピソードにはどれも根底に“さびしさ”が含まれていて、登場人物とともに切ない気持ちを感じますが、不思議と読み終えたあとの気分は穏やかなものです。
話の流れに大きな変化はありませんが、最終回まで追い続けたい作品のひとつです。